発酵食品は腸内フローラを元気にしてくれる!

2020年3月23日

こんにちは、kyokoです。

腸を元気にしてくれる発酵食品についてまとめてみました。

腸内フローラは、私たちの腸に住んでいる多種多様な細菌です。その数は1000種、1000兆個以上だそうです。それらを顕微鏡でのぞくとまるでお花畑のように見えるので、腸内フローラと呼ばれます。

これらの多彩な細菌がバランスをとりながら腸内環境をよくしてくれています。

 

発酵食品は、微生物によって食品のもつタンパク質や糖などが分解されて別の食品になったものです。

食品が腐るのと同じメカニズムですが、人間にとって役に立つのが発酵、有害なものが腐敗と呼ばれます。

 

発酵にかかわる微生物

「発酵食品 図」の画像検索結果

乳酸菌

糖類から乳酸を作る微生物の総称。便秘や肌荒れの原因となる悪玉菌の増殖を抑制する効果が認められる。強酸性のためほかの細菌を殺菌する働きもある。

麹菌

酵素を分泌して糖類やタンパク質を分解する微生物。米や大豆などの穀物を加熱したときに繁殖する糸状菌(カビ)の一種。必須アミノ酸とビタミンB群を豊富に含み、血行促進や代謝アップが期待される。

酵母菌

糖を分解して二酸化炭素とアルコールを生成する菌。空気中から土の中、野菜の表面までいたるところに生息している。腸内で善玉菌として働き、悪玉菌を抑制して腸内環境を整えてくれる働きが期待される。

納豆菌

煮大豆から糸引き納豆のネバネバ部分を生み出す微生物。

稲わらに生息する細菌で、蒸した大豆に納豆菌を付着させると納豆ができる。納豆菌は「ナットウキナーゼ」という特殊な酵素を作り出し、腸内環境改善や血液サラサラ効果が期待される。

酢酸菌

アルコールを酢酸に変える菌の総称。酢は酒を酢酸発酵したもの。日本酒から米酢、ワインからワインビネガーというように酒の数だけ酢の種類がある。

エネルギー物質であるATPを生み出す微生物。

ATP(アデノシン三リン酸)(アデノシンさんリンさん)とは、アデノシン(adenosine)とリン酸(phosphoric acid)からなる化合物の名称。エネルギーを生み出すもの。すべての植物、動物および微生物の細胞内に存在するエネルギー分子。

 

材料別発酵食品

「発酵食品 図」の画像検索結果

プロバイオティクスとプレバイオティクスの両方を摂る

プロバイオティクス・・身体に良い善玉菌を含むもの。腸内フローラのバランスを改善して体調調節を行っている生きた菌(ビフィズス菌・乳酸菌・酪酸菌など)

プレバイオティクス・・その善玉菌の栄養源となるもの。腸内善玉菌の増殖を促す働きのある食物繊維やオリゴ糖を含んだ食品のこと。

シンバイオティクス・・それら両方を合わせて摂ること。

ヨーグルト(乳酸菌)+はちみつ(オリゴ糖)

ヨーグルト(乳酸菌)+バナナ(食物繊維)

味噌(大豆発酵食品)+キャベツ(食物繊維)

醤油(大豆発酵食品)+みりん(発酵食品)+ごぼう(食物繊維)=きんぴらごぼう

善玉菌とエサをセットで摂ることで、より効果的に『腸内フローラ』を整え、健康を促進するといわれている。

発酵食品のすごいところ

・整腸作用・・腸内のバランスを整える。

・血栓溶解作用・・納豆のネバネバにあるナットウキナーゼは血栓の主成分フィブリンを分解することで、血栓ができないようにする働きがあるといわれる。

・抗酸化作用・・味噌・醤油の製造工程でつくられるメラノイジンが抗酸化作用や発がん物質をおさえたり血圧の上昇をゆるめる働きがあるとされる。

・免疫力を高める・・免疫機能の60%は腸に集中していて、からだに侵入してくる病原菌や有害物質などの異物を防御している。腸を元気にすることが免疫力を高め、健康をよりよくすることにつながる。

 

結び

微生物の働きでできた発酵食品が、腸に住んでいる多彩な細菌となかよくして、私たちのからだを守ってるなんて、すごいですね。

毎朝、具のたくさん入ったみそ汁を飲んでいます。ヨーグルトにははちみつをちょっぴり。

 

炊きたてアツアツのごはんに、キムチっておいいしいですよねぇ。

無意識で腸内フローラの喜びそうなものを食べてるなんて面白い。

 

今日お世話になったサイト

【発酵デザイン入門】発酵なくして人類の文化なし!食と暮らしのテクノロジーを深掘る Day2

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