麺をおいしく健康的に食べる工夫

2020年3月23日

めん類は、ほとんどが小麦粉に水を加え、こねてできた生地をひも状に形成したものです。

アジアのほとんどの国で、いろんな種類の麺が食べられています。

私はやっぱり、ソバが好きだなぁ。

 

日本の麺の歴史

・遣唐使が唐菓子と果餅を持ち帰ったことが、麺と菓子のはじまりとされます。

・奈良・平安時代の頃、ソバは痩せた土地や寒冷地でも育つので、救荒作物として栽培が奨励されました。「ソバがき」や「ソバ団子」として食べられました。

・鎌倉・室町時代にかけて、留学僧により宋の麺料理が持ち込まれ、現代のソバ、うどん、そうめん、ひやむぎのもととなりました。うどんは、修行僧の間食として利用されたそうです。

・江戸時代、ソバのつなぎに小麦粉を使うことで、「ソバ切り」ができました。
麺は大衆料理として親しまれるようになったのです。

 

・明治時代、中国の麺料理から派生したラーメン、ヨーロッパのパスタ・マカロニが一般化しました。

 

・昭和になると、ご当地ラーメンがブームになりました。サッポロラーメン、喜多方ラーメン、東京ラーメン、博多ラーメンなどです。

 

・昭和33年、即席めんが誕生し、高度経済成長による時代の流れで調理の利便性・簡易性が国民の支持を得て、日本人の食生活にまたたく間になじみました。

 

麺の種類

 

ソバ、うどん、中華めん、即席めん、カップめん、マカロニ、スパゲティ、米粉めん、その他シュウマイやギョーザを含めると、多種多様です。

麺の系譜図 (日清食品「めんの系譜研究会」より)

 

 

麺をおいしく健康的に食べる工夫

めん類は、ほとんどが小麦でできている炭水化物です。
糖質が高く、消化吸収がよいので、血糖値がすぐに上がります。

血糖値が上がりやすいと、脂肪をため込みやすくなります。

うどん、そば、スパゲティ、ラーメン、そうめん、ひやむぎ、ラザーニャ、などを食べるときにはちょっとした工夫をするといいですね。

①ペペロンチーノ、ざるソバ、うどん、など麺だけのメニューをさける。

②野菜、海藻、キノコ、などビタミン・ミネラル、食物繊維がとれるものを添える。

③肉、魚、魚介類、卵、などタンパク質をいっしょに摂る。

④トッピングをいろいろのせる。

⑤やさいサラダ、豆腐サラダ、蒸し鶏、ゆで卵、やおひたし、ヒジキの煮物など、一鉢添える。

⑥家でつくるときは、麺の量を減らす。

⑦いなりずし+丼もの、パスタ+パン、うどん+ご飯、ラーメン+チャーハンなど、炭水化物+炭水化物(主食+主食)にならないようにする。

 

 

結び

 

すごい糖質量なので、パンは袋をもらい持ち帰りました。

3年くらいめん類は食べませんでしたが、最近上記のことをふまえ、夏に冷やし中華+冷ややっこを久しぶりに食べました。思いっきり体を動かした後の、具がたっぷり乗ったお酢の利いた冷やし中華、美味しかったぁ。

 

パスタは麺が半分くらい削られた早ゆでのものを使いカサをへらします。ゆであがったら、オリーブオイルをかけておくと固まらないし、おいしくなります。ベーコン、ニンジン、タマネギ、ピーマン、トマトで野菜たっぷりナポリタンを作ります。ケチャップも糖質は高いですが、生のトマトも一緒に炒めると、味がよくなるし、抗酸化作用のあるリコピンが摂れます。

 

食べ物はそれぞれにいろんな歴史があって今にあるので、糖尿病予備群でも、あれもダメこれもダメではなく、おいしく気楽にありがたくいただき、健康なれる方法を模索中です。

 

今回お世話になったサイト
麺の起源、系譜 ~麺はどこからきたのか?

ラーメンは「具だくさん」、パスタは「トマトベース」東洋経済

糖質量を比べるとどちらが多いかご存知ですか? 松倉クリニック

麺類の太らない食べ方やダイエット中に選ぶべき種類を専門家が解説  マイナビニュース