人類最古の作物、小麦の反逆?
こんにちは、kyokoです。
小麦は環境に対して順応性が高いので、世界中で栽培されている穀物です。
日本の小麦の自給率は10%ほどで、ほとんどを輸入にたよっています。
国産小麦を内麦(ないばく)、輸入された外国産の小麦は外麦(がいばく)と呼ばれています。
小麦に含まれるタンパク質の量による分類
・強力粉・・タンパク質が11.2~12.5%。小麦の粒が硬い、硬質小麦。赤色。パン用。
・中力粉・・タンパク質が8~9%。小麦の粒の硬さは中くらい、中間質小麦。めん用。
・薄力粉・・タンパク質が6.5~8%。小麦の粒が柔らかい、軟質小麦。白。お菓子・ケーキなど。
小麦の大部分はでんぷん質
でんぷん・・ブドウ糖がつながってできた炭水化物(糖質)。アミロースとアミロペクチンで構成されている。
アミロース・・アミロースの割合がすくないほどねばりが出る。でんぷんの劣化が遅い。
グルテンについて
グルテン・・小麦、大麦、ライ麦などに含まれるタンパク質の一種。
「グルテニン」と「グリアジン」というタンパク質が、水を加えこねることで絡み合い、「グルテン」となり粘り気や弾力性をだす。パンのもちもちふわふわ感をつくっている成分です。
①グルテンは分解されにくく、腸の中にとどまりやすい。→からだの異物になる。
②その物質が腸の粘膜に入り込むと、便として出にくいし、栄養としても吸収されない。
③そのため粘膜が炎症を起こし、体調不良や肥満につながる。
④グルテンに含まれるグリアドフィンという物質が血液の中に入ると、脳が麻薬を摂取したときのような状態になる。→麻薬的な依存性。
⑤体質によっては、消化不良、便秘、下痢、アレルギーなどを引き起こす可能性があるとされます。
グルテンを含まない食べもの
豆類、卵、トウモロコシ、くだもの、肉、魚、ナッツ、野菜、イモ類、お米・・
グルテンを含む食べ物
大麦、小麦、オーツ麦、ライ麦、グラハム、ふすま、パン、パスタ、うどん、ラーメン、トルティーヤ、パン粉、お菓子、ケーキ、しょう油、ビール、ブイヨン・・
結び
現代の食生活ではグルテンが含まれる食べ物が多いので、いつの間にかたくさんのグルテンをとってしまいます。
ほとんどの人は、自分が小麦に弱い体質であるかどうか知りません。
小麦製品を2~3日でもやめてみると、気分が良かったり、頭痛や肩こりが軽くなったりするので、何が原因だったのかがわかります。
私の夫はリウマチで、指がむくんで物が持てなかったり、痛くて医者に痛み止めの注射を打ちに行くことがありました。
夫がある日、「おれグルテンフリーやるわ。」と宣言して、ビール、うどん、そば、焼きそば、ラーメン、カレー、パン、お菓子、てんぷらなど、それまで大好きだった小麦を使っているものを、食べないようにしました。
すると、リウマチはすっかりなりをひそめ、まるで治ってしまったようでした。
医者も驚いて、「どうされたんですか?」と聞いてきたそうです。
薬は半分になりましたが、すべてやめてしまうと今度症状がでたときに効かなくなるということで、薬はまだいくつか飲んでいますが、リウマチで苦しむことはなくなりました。
リウマチと小麦がどういう関係なのかはわかりませんが、食べないようにしたら、からだが楽になったのです。
グルテンを減らすことでからだによい変化があったら、それはグルテンが悪さをしていたせいだと考えられるかもしれません。
しかし、グルテンが人にどういう影響を及ぼしているかという研究は、まだはじまったばかりで、十分なデータも集まっていないそうです。
小さなゆらぎをキャッチして、自分のからだの調子は自分で対処していくしかありません。
美味しいものを食べ、美しいものを見たり、行きたいところへ連れて行ってくれるこのからだを、ずっと大切にしたいと思います。
今回お世話になったサイト
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