食事についてあれこれ言われるのは、うとましい。
外ではなるべく、食べ物については無頓着なふりをしているので、ときどきアドバイスを頂きます。
「そうだよねぇ、食べ物についてのうんちくって、言いたいよねぇ。わかるわ~。」と、その気持ちがよくわかるので、黙ってうなづいています。
知っていることは、誰かに言いたい。
持っているものをちょっと自慢したい気持ちに似ています。
相手のためだし、いいことしているという親切心なので、相手が興味をもって聞いてくれたりしたら大変です。もうとまらない。
うんちくを並べていると娘に情け容赦なく「うるさい!」と言われます。娘というのは、ほんとやめてほしいことばかりする生き物です。
「それじゃぁ病気になる。」というのは私の心配であり、私は娘が病気になると自分がつらくなるからイヤなんだとわかっていても、言わずにいられない。
私に何のアドバイスもしない私の母親を、私はずっとちょっと軽く見ていました。でもこの年になると、母親は偉いなぁと思います。何も言わないほうがはるかに難しい。
食事は毎日のことなので、大事な人たちがどんなものを食べるかにはとても興味があります。少しでも健康で元気でいてほしい気持ちと、情報によって洗脳された私の頭が、声を出したがります。
人がどんなものを食べようと、いい大人がすることなんだから、自己責任でいいじゃないかと思います。
時間をかけてできた信頼関係を維持するためにも、食はとても個人的なことなので、口出し無用がいちばんです。
物は食べても、うんちくは出さない!
しかし、うんちくも似ているせいか、出したい。
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