「丘の上バラ園」社長、バラの師匠イッセイさんの言葉は深い。
なぜバラ修行なのか
月に2度のバラ修行。月に2回じゃボランティアというほどじゃないし、ただ働きというのも聞こえが悪い。なので、バラ修行です。
一か月前、種まきしたバラの芽、だいぶ大きくなりました。
バラ修行の日は朝8時半頃到着し、バラのことしか考えないことにしています。
修行って言うと、なんかストイックな感じで、素敵でしょ。
こんなにバラがたくさんあるところで、バラのことを教えてもらいながら、実際に作業できるなんて、私にとってはすごくラッキーなのです。写真を撮って、本ばかり見ていてもバラとはちっとも親しくなれないからです。
私が家で育てているバラ
庭いじりは私の趣味でしたが、離婚してから借家に住むことになりました。この借家の庭には除草シートのうえに砂利がまかれていて、残念なことに庭いじりができません。
とは言っても、鉢植えの草花や、プランターでトマトやキューリを育て、楽しんでいます。
肝心のバラは、知人がくれたバラの花や、誕生日にもらった花束に入っていたバラを、挿し芽に
して数本育てています。
今回の作業
今回は、バラ園の花壇に植えるコキア(ホウキグサ)の種まき、入荷されたバラ苗への水やり、植栽されたラベンダーに肥料をやることでした。
イッセイさんから、バラの苗に水やりをするときの注意として、葉に水がかからないようにして根元にたっぷりと言われました。
バラの花や葉には、水だけでなく、なるべく手も触れないほうがいいそうです。病気の原因になることがあるからです。
私は無頓着にすぐ手で触っていたのに、よく今まで黙認してくださっていたなぁと恐縮してしまいます。すみませ~ん。
水が欲しくてうなだれたバラにこの愛おしそうな手、でも触れてはいないんです。
少しぐったりしかけていたバラも、水やりが終わるころにはシャッキリして、凛々しい姿になりました。
でもあまり頻繁に水をやりすぎると、根が水を求めて伸びないので弱々しい苗になってしまうそうです。
入荷された苗の中に真っ赤なオクラホマがあり、香りがすごいです。花粉症のイッセイさんが、「鼻が詰まっててもわかる。」と言っていました。丈夫で育てやすい深紅のバラです。
バラ歴30年のロザリアンとのおしゃべり
今日は、作業が終わってお茶を頂きました。
バラ愛好家のことをロザリアンと呼ぶらしいです。イッセイさんは、ロザリアン歴30年以上ということになります。なので、バラの話題は尽きません。
話の中で気になったのは、「バラの剪定をするとき、バラの喜ぶ切り方をする。」ということでした。
私はこっちを切ったから、バランス的にこっちも切りたいとカタチを気にしてしまいます。
そうではなく、バラの健康状態がよりよくなる切り方をすることが大切なのだそうです。
バラの健康状態って、一目でわかるそうですが、私には「なんか元気ないなぁ。」くらいしかわかりません。ここを剪定すれば元気になる、ってわかるようになりたい。自分に期待しよう。
バラを知るために大切なこと
そして、「バラを知るには、気に入ったバラを一本でいいから、大事に育ててみることだよ。」と教えてくださいました。
私は早速、帰りにホームセンターに寄り、一番小さい(安い)苗を買いました。
「カサブランカ」という映画で有名な女優の「イングリット・バーグマン」という名の赤いバラと、数年に一度見られるという青い月「ブルー・ムーン」という名のラベンダー色のバラです。
小さな苗も、ビニールポットから植木鉢に植え替えると立派なバラになりそうな気配です。
これから大事に育てます。
先日から、「丘の上バラ園」では犬を連れて入園できるようになりました。犬と一緒に食事できるコーナーが、レストランアンジェリカの裏手にあります。
ここはのびのびと、犬とお茶できる素敵な空間です。ぜひ、一度のぞいてみてください。
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