7月は、しちがつか、なながつか、あなたはどちら?
7月の和名は、文月(ふづき、ふみづき)です。
文月は、七夕に関連する説が多いですが、稲の穂が含み(ふくらみはじめる、実る)月という古い説が、私にはしっくりします。
他にも、蘭月(らんげつ)、涼月(りょうづき)、桐月(とうげつ)、七夜月(ななよづき)、女郎花月(おみなえしづき)、愛逢月(めであいづき)などがあります。
ときどき、七月のことを「なながつ」という若い人がいて、読み方間違ってると思っていましたが、1月と聞き間違えやすいということで、最近は「なながつ」という人が増えてきているそうです。
正しいのは「しちがつ」ですが、数字を間違えてはいけない場合は、「なながつ」や「じゅうなな」「にじゅうなな」など「なな」と読むようです。じゅうなな、にじゅうなな、などはすでに違和感ないですね。
ちなみに、9も「きゅう」か「く」で悩むところです。19歳を「じゅうくさい」とは読みません。
1999年は、「せん・きゅーひゃく・きゅーじゅう・くねん」だそうです。
夏至の日から、11日目~5日間を半夏生と呼びます。
2018年は7月の2日から6日です。このころまでに田植えを終わっていないと、収穫が減るという目安でした。
半夏生(はんげしょう)は半化粧とも書きます。
ちょうどこのころに咲く、ドクダミ科の片白草(かたしろぐさ)のことを半夏生(半化粧)と呼びます。この花が咲くころ、上部の葉が半分白くなるのでこの名がついています。
花が咲き終わると、葉はふつうの緑になります。山の水辺に群生することが多いそうなので、昔の人はこの花が咲くころを農作業の目安にしたのですね。
半夏というのは、カラスビシャクのことで、半夏生とは別の植物です。
梅雨が明けると、体力の消耗の激しい夏本番です。
昔の日本人は、ムシムシと高温多湿になると夏ヤセして、脂肪分を落とし少し痩せ気味になることで、夏を過ごしやすくしたとあります。暑い夏は小食にすることで、胃腸を守ったそうです。
ウリ類の夏の食べ物は、スイカやメロンが代表的です。
暑い日は、スイカが無性に食べたくなりますが、私にはメロンは甘すぎて、口がベタベタになると余計に暑苦しく感じます。
ウリ科の植物は他にも、キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、ヒョウタン、ヘチマ、トウガン、ニガウリ(ゴーヤ)などがあり、どれも巻きひげをもつツル性です。
中でも夏のキュウリは袋入りで安くなるし、なんにでも合うので、助かります。
キュウリとワカメの酢の物。キュウリとトマトのサラダ。めん類の上にせん切りのキュウリは欠かせないし、乱切りにしてナスやセロリと炒めても美味しいです。
ウリは、昔から夏バテ防止として使われてきた食材です。
「暑いときには、熱い食べ物が体によい。」と言われるのは、ウリの「のっぺい汁」が体に良いという意味だそうです。
小さいころ田舎の昼ごはんには、ウリの酢づけが出てきて、大人たちはおいしそうに食べていましたが、子供にはあまりうれしくないおかずでした。
そのせいか、ウリを使った料理をする気になれませんでした。でも今年はウリを使った料理に興味津々なので、のっぺい汁や酢の物に挑戦してみようと思います。
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