腹八分目というナゾの分量

2020年3月23日

健康に関する本を読むと必ず書いているのが、「腹八分目は医者いらず」です。

わかるようでわからない、ナゾの腹八分目。

どの程度の量が、自分の腹八分目なんだろう。

①一人分の食事の80%

②「もっと食べたいけど、これくらいにしておこう。」という量。

③「まだ食べれるけど、これくらいでいいや。」という量。

 

 

①一人分の食事の80%

一人ひとり、そのときどきに必要な食事量や食べるメニューってかなり違うので、基準としてどうなんだろう。

②「もっと食べたいけど、これくらいにしておこう。」という量。

途中でやめる意志が必要なので、私には無理そう。

③「まだ食べれるけど、これくらいでいいや。」

これでいいやと自分でやめるので、不満は残りにくいですね。

ご飯を食べて空腹感が残っていたら、途中でやめるなんて私にはできません。

 

腹八分目のすごい効果

 

 

・細胞再生のスイッチが入るのは空腹のとき

細胞再生の修復作業が活発になるのは、空腹のときで、空腹を感じていないのに次の食事を食べてしまうと、体は排泄モードや細胞を再生するタイミングをのがしてしまう恐れがあるそうです。

疲労回復や肌の再生のためにも、寝ることは大事です。お腹いっぱいのまま寝てしまうと、胃が働き続けることになります。

・アンチエイジング サーチュイン遺伝子

1991年からアメリカで行われていたバイオスフェア2という自給自足のサバイバル実験がありました。ドームという人工環境の中で8人で生活するのですが、食料の収穫量が少なかったので、平均25%少ない食事量でした。

その結果、8人全員の体重が減り、血糖値、コレステロール値、血圧など生活習慣病に関する数値がすべて減少しました。

その後、サルを使った実験など、遺伝子レベルでの研究がおこなわれ、寿命や老化をコントロールする遺伝子や関連物質が発見されました。

そのなかでも、ある種の遺伝子から作られるサーチュインという酵素の一種は、細胞の老化を防ぐ働きをすることがわかりました。

それは、一定のカロリー制限をすることで、サーテュインが活性化され、細胞の死滅を防ぐ機能が強化されるそうです。

・胃腸への負担軽減

満腹になるまで食べると、消化に時間がかかり、胃や腸に大きな負担がかかります。

食べ過ぎると、実際気持ち悪い。

・昼は眠くならず、夜はよく眠れる。

たくさん食べるとそれだけ血糖値が上がり、下げるためにインスリンが出すぎて低血糖になり、ぼんやり眠くなってしまいます。

夜は寝る3時間前までに、胃の負担にならないくらいの食事を終えておくと、体が眠ることに集中できるので、深い眠りが得られるそうです。

 

腹八分目にする方法

 

・ゆっくりよく噛んで食べ、脳を満足させる。

満腹信号は食べ始めて15~20分後くらいから出るので、のんびりよく噛んで食べる。

・自分の「食べて気持ちのいい量」を知っておく。

もっと食べれるけど、もういいや。と思える量を知っておき、食事を作りすぎないようにする。

外食の一人前と自分の適量は違うことを認識する。

・バランスのいい食べ方をする。・・野菜類2:タンパク質1:穀類1

野菜が多いので、満腹感があります。私は食べる順番は気にしません。その日によって、野菜から食べたり、おかずとご飯を先に食べたり、食べたいようにたべます。

・気持ちの持ち方を変える。

本心はもっと食べたいのに、途中でやめたら不満が残り余計食べたくなります。

「これでもう私は必要ない。」と心の中でつぶやくと、けっこう有効です。

 

 

それにしても、バイキングって罪。つい食べれるだけ食べてしまいます。
旅行に行くとホテルの朝食はたいていバイキングなので、体重が増えます。

睡眠不足だと、空腹を感じるグレリンというホルモンが増え、満腹を感じさせるレプチンというホルモンは減るそうです。空腹を強く感じるってことですね。

いやはや、睡眠不足って、とにかく体に悪いなぁ。
睡眠時間は増えそうにないから、睡眠の質を高めるためにも、腹八分目めざします!