ラインをスクリーンショットして、本をつくりました。
友人と再会して2年間のLINEは、そのままガンの病状の経過を示しています。
励ます言葉なんて見つからないけど、すこしでも同じ時間を過ごすことならできるはず。
暖かくなって、友人の体調がいいとき、私の仕事を見に来てくれました。
何かふたりでできることがしたい。
私は今バラにはまっているから、花見なんてどう?
いいねぇ。
その年の秋バラ、次の春の桜、初夏のバラ、そしてまた秋バラを見に行くはずでしたが、
一人で行くことになりました。
抗がん剤の投与は副作用が強く、息苦しさと痛みに唸るだけ。
何も食べれず起き上がれない、眠ることもできず、痛みは麻薬でコントロールすることを知りました。
2週間に一度、抗がん剤の投与があり、10日以上副作用に苦しみ、ほんの数日回復して人心地つくと、また次の投与です。
けれど、友人のLINEはいつも明るく、泣き言もグチもありません。
淡々としていた。
家族が携帯を解約する前に、このLINEを保存したいと思いました。
出来上がってみると、まるで小説を読むようです。
友人のメッセージを忘れたくない。消えてしまうのは忍びない、その一心でつくりました。
手順は次のようにしました。
携帯のLINE画面を会話順にスクリーンショットする。
iphoneだと、右の上か側面にある「スリープ/スリープ解除ボタン」と下の丸い「ホームボタン」を同時に押すとスクリーンショットができます。
携帯の画像は拡張子がpngなので、jpgに変換します。
フリーソフトの「ドラッグ&ドロップ画像変換」を使いました。
jpgにした画像をリサイズして軽くする。
フリーソフトの「リサイズ超簡単!Pro」で変換しました。
写真編集ソフトで、リサイズした画像をA4サイズの中にレイアウトする。
フリーソフトの「PrintAlbum」を使いました。
LINEの会話の順番に、画像を並べていきます。
文字が続いて読めるように、右上から縦につなぎました。
縦3X横3でレイアウトすると文字が読みやすいです。
両面印刷して、とじたら完成です。
写真も「PrintAlbum」のA4サイズにまとめてレイアウトし、
印刷して最後のページにつけくわえました。
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