丘の上バラ園は、10月5日から待ちに待った秋バラシーズン開園です。

秋バラシーズンのために、生い茂る草取り、夏の剪定、台風の後始末など、せっせと準備作業を行っています!そして、もうすぐ開園です。

秋バラを一斉に咲かせるためにすること

8月末から9月初旬にかけて、夏の剪定をしました。夏バテしたバラが元気を取り戻そうとする時期に行います。

①すべての枝にハサミを入れることで、バラを刺激し咲きそろわせるためです。

②枯れ枝、細くて短い枝、込み入っているところを切り、風通しをよくし樹形を整えます。

③全体を3分の1ほど切り詰めることで、どの花も日当たりがよくなります。

この手入れをすることで、春よりも色に深みのある艶やかな秋バラを楽しむことができます。

       
まずは下のほうから込み入っているところや、いらない枝を切ります。
そして全体をカッコよく!バラ師匠イッセイさんの説明はわかりやすい。

春のバラと秋のバラの違い

春はバラの木全体が吸水するので、花の色が薄まるそうです。秋は朝晩と日中の気温の高低差や木の生育により、春のようにたくさん、大きく咲きませんが、その分一つ一つの花が艶やかで色が濃くなります。ひとつひとつの花がほんとにきれいです。

花の形も、春はロゼット咲きだったのに秋はカップ咲き、春は白い花だったのに秋は薄いピンクになったりします。「あれ、このバラこんなんだったけ?」といつも戸惑ってしまいます。

バラの花は、春は見事な花だったのに、夏は小さく貧弱、秋は色が深い。咲きはじめと開いてからも形が変わるし、環境、個体差などで、同じ品種の花とは思えないくらいいろんなパターンがあります。

写真に撮ったバラを本で名前を調べようと思っても、同じ条件のバラはほとんどないので、これに似てるなぁと思うだけで、確信がもてません。なので、必ずラベルを撮影してから花を撮ります。

初めの頃の写真はラベルを撮らなかったので、未だに名前のわからないものが大半です。これを一目見てわかるようになるのが、私の目標の一つです。

   
さてこのタイル、園内のどこにあるでしょう。

10月5日土曜日から、秋バラシーズン開園です。

台風にもめげず、バラ達は元気に蕾をつけています。園内のホテルやレストランはお休みですが、ホテルローズヒルの異国情緒のあるたたずまい、小さな教会、不思議の国のアリスになったような小径、そして私の大好きな大きなクスノキが、腕を広げあなたをお待ちしています。

  

 

ここだけの景色、千葉県大多喜町にある丘の上バラ園で、秋のバラをゆっくり楽しんでください。

  

おかげさまで、私のバラ修行も細々と続いています。
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PIXTAにもバラの花を1000枚ほどUPしていますので、見ていただけるとうれしいです。

写真素材 PIXTA