大多喜町「丘の上バラ園」咲いてきた、咲いてきた!、咲いてきた~!!

2019年5月12日

朝、2週間ぶりにバラ園内に入ると、あちらこちらでバラが咲き始めていて、ワクワクしてしまいました。

ディスタントドラム、エバー・ゴールド、ダブル・デライト、そしてオールドローズのところは、ハイブリッドよりもたくさん咲いています。

オールド・ローズって、長い名前が多くて困る。
このピンクのバラは「バロンヌ・アンリエット・ドゥ・スノイ」

 

今日のバラ修行は、すでに咲き終わったものがあるオールドローズの花柄摘み、スリップスに食い荒らされた蕾、チュウレンジハバチが卵を産み付けぐったりしている新芽の切除です。
(和名チュウレンジバチ、別名チュウレンジハバチ)

そして問題は毛虫や蝶の幼虫などの駆除、恐る恐るハサミでつまんでビニール袋へ。
昆虫は、かなり色々います。池があるせいか、きれいなイトトンボもいました。

 

入口のそばのハウスは新苗でいっぱいです。この苗はすべて「丘の上バラ園」のバラを使って作られた苗です。イッセイさんが、きれいで育てやすいバラを厳選しました。

カーディナル、オクラホマ、クリスチャン・ディオール、ザ・マッカートニー、サマー・レディ、シャンテ・ロゼ・ミサト、ジュリア、バイオリーナ、パパメイアン、ピエール・カルダン、ピンク・ピース、マリア・カラス、ラ・フランス、レッド・ライオン、イエロー・クィーン・エリザベス、エッフェル・タワー、エレクトロン。

イッセイさん一押しは、いやされる香りが最高の、アロマテラピーです。

ハウスの中には、イッセイさんの実験中?のバラの苗があります。
外には冬の間に作ったスタンダード仕立て用のノイバラが、元気に花を咲かせていました。

   

バラのスタンダード仕立ての苗って、ネットで見るとかなり高額です。
イッセイさんに作り方を伺って、その手間暇に、それじゃ仕方ないなぁとうなずくのでした。

 

スタンダート仕立てのバラは、「バラの木」というイメージにピッタリで、あこがれなのです。

道端や家の前の空き地のノイバラで使えそうなシュートが見つかったら、イッセイさんの話とこちらのサイトを参考に、挑戦してみようかな。「バラの木」欲しい。

 

こちらは、バラ園に入って左側のコーナーにある、ポール仕立てのマリア・カラスです。天にも昇りそうな勢いです。マリア・カラスのあの歌声を思い出します。

 

そして、オールドローズのところで面白いものを見つけました。
なんだこのクチャクチャの芽は、って思ったんですけど、なんかに似てませんか?

このバラ、「シャポー・ド・ナポレオン」って言う名前なんです。
なるほど、ナポレオンの帽子に似てる。でも、まるでコケが生えているみたい。

 

「シャポー・ド・ナポレオン」は、モス系統のバラと言われていましたが、最近はケンティフォリア(100枚の花びら)ローズとして分類されるそうです。ローズピンクの花びらがたくさん重なって咲き、スパイシーなダマスク香が強く香るそうなので、花が開くのが楽しみです。

このバラはスイスの修道院に咲いていたのを、フランス人の育種家が1827年に発表しました。
丈夫で半日陰でも育ち、あまり虫もつかないので、初心者でも育てやすいそうです。

バラなのに、虫がつきにくいっていうのはいい!!

 

「ここはどこ?」というような眺めが、レストラン・アンジェリカから楽しめます。

遠くに見える、田植えしたばかりの田んぼや、新緑の山々も美しい!

 

こちらは、ダブル・デライト