小寒、二十四節気23番目です。残すところあと一つ。
1月6日は小寒(しょうかん)二十四節気の23番目です。
寒の入りをむかえて、寒さがきびしくなる時期です。
この日から、節分(2月3日)までの小寒と大寒を合わせた、約30日間を「寒」といい、「寒中見舞」がだされます。
年賀状の返信が6日以降になってしまうときも、「寒中見舞」になります。
1月7日は七草の節句です。これは旧暦の1月7日のことなので、2019年では2月11日になります。
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)の刻んだものを、おかゆが出来上がるころ混ぜて食べ、新年の健康を祈ります。
二十四節気も残すところあと一つになりました。一年間、二十四節気を追っているうちに、なぜこうも季節感にズレがあるのだろうと不思議でした。
二十四節気が作られたのは、昔の中国です。
暦の始まりは、毎年同じ時期に咲く花、訪れる鳥、虫の鳴き声など季節感によるものでした。
そして月の満ち欠けによる一つのサイクルを一か月とする暦がうまれましましたが、それは一月約29日なので、12か月で365日とはならず、数年で季節がどんどんずれてしまい、農作業などに不都合が生じました。
もっと正確な暦が必要だということで、影が一番長くなる冬至から次の冬至までを一年とし、それを24等分したのが二十四節気です。こちらは、太陽を基準にしています。
この二十四節気が作られたのは、古代中国の黄河中・下流域だそうです。日本の気候とはかなりズレがあります。
二十四節気が中国から日本に持ち込まれた頃の平安時代の貴族も「季節感がなんか違う。」と思っていたそうです。
太陽の動きを知り、政治や農耕に適した暦が欲しいと、3千年前中国で生まれた二十四節気は、「日本の季節感とはズレがある。」ということを前提にすることが必要なようです。
季節感の違い、旧暦と今のカレンダーとの違いで、やけにややこしく感じる二十四節気ですが、新しい年号に変わったとしても、すたれることはないでしょう。それはどうしてか、今年も引き続き考え続けたいと思います。
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