地形模型マニアにはたまらない展示です。

先週の土曜日から、千葉県立中央博物館で「あなたの街と自然災害」という展示が行われています。

地形模型がたくさん展示されているので、視覚的にわかりやすい展示になっています。 内容も充実しているので、自信を持ってお勧めできます。今まで持っていた、災害に対する認識が変わるはずです。

地形模型のレアなところでは、普段は見ることのできない産業技術総合研究所地質調査総合センターの高橋雅紀氏が製作した東京の中川低地帯や都心部の模型、断層模型、他3点が展示中です。

 

私は今回、2万年前の最終氷期の頃に形成された深い谷を表現する「都川流域埋没谷地形模型」 を作るにあたり、上記の高橋氏に教えを乞いにつくばまで行ってきました。

 

高橋氏は理学博士でいらっしゃるのに、自ら精巧でみごとな地形模型を作ることができる稀有な方です。色使いも楽しいですが、模型の中の人や町並み、石ころ一つにまで、細かい配慮がなされていて、地形模型に対する思い入れや正確さが、「すごい!」の一言です。

 

模型は他にも私の作った「富士山の成り立ち」や「土砂災害の発生場所」を示すプロジェクション・マッピング地形模型 、湾岸の埋立地、九十九里浜など多数。

一般の方が製作したものを含め、大小さまざまな地形模型が展示されていますので、地形模型マニアには見ごたえのある展示となっています。

5月27日までやっていますので、ぜひぜひ、足をお運びください。キッズコーナーもあります。