ものごとの始まりは、点、テン、・

ものごとの始まりは、点、テン、・

 

たとえばあなたが、一枚の紙を手渡され、なんでもいいから描いてくださいと言われたら、何を描くでしょうか。大抵の人は、何を描こうかと途方に暮れるでしょう。

 

でも、何か模様を描いてくださいと言われたら、気楽に〇や△を描くでしょう。

 

そうでなければ、点です。  てん、点、・

……………    ・・・・ ・・・・・・・・

 

これだけで、模様になってしまいます。
横にすれば、雨のしずくのようです。

 

点が集まれば、線になります。夜空に散らばる輝く点は星座となり、さまざまな形や物語を連想させます。

 

絵の具の三原色は、シアン、マゼンタ、イエローです。
フランスの画家ジョルジュ・スーラ は点描画という技法を創始して、色の点で絵を描きました。

 

一番最初に人間が描いた模様は、点だったのではないでしょうか。

 

ビックバンがほんとに宇宙の始まりかどうかは知りませんが、点はものごとのはじまりだと感じます。

今という点が明日へと続き、昨日までの点はまるで線のようです。

 

あなたの笑顔という点が、明日へと続きますように。
今日も読んでくださって、ありがとうございます。