日本の暦をガイドにこの一年を過ごしたら、私は季節の変化にもっと敏感になれるだろう。
2月の和名は、如月(きさらぎ)です。
他にも、梅見月(うめみづき)、初花月(はつはなづき)、木の芽月(このめづき)、雪消月(ゆきげづき)、麗月(れいげつ)、小草月(おぐさづき)、などと呼ばれ、花が咲き、木の芽が出て、雪が消えはじめ、少しずつ春めくことの喜びが感じられます。
私の家のまわりでも、オオイヌフグリの小さな青い花を見かけるようになりました。
公園にある梅園のウメの花はほぼ満開なのに、梅畑のウメはまだ硬い蕾です。
昔は、花見と言えば、ウメの花だったそうです。でも2月の花見は、ちょっと寒そうですね。
季節というのは、あわただしい日々のなかで、何となく訪れ、過ぎていきます。
テレビの花粉予報やバレンタイン、GWが終わると雨模様になり、梅雨が訪れ、アジサイの花が咲き、台風、真夏日、残暑、スーパームーン・・
今どきの季節感は、自分で感じ、演出するものではなく、外から入ってくる情報のなかにある気がします。
一年を24の季節に分けた24節季や、5日ごとに分けた七十二候を見ていると、昔の生活は彩があっていいなぁと思います。
でも、誰かが自分のために、季節ごとの料理やしつらえをしてくれるならありがたいですが、自分でやるとなると躊躇しているうちに、時は移ろってしまいます。
生活を楽しむはずの時間が、FbやSNSの更新に使われていると感じるのは、私だけでしょうか。
私は、日本に生まれただけでもラッキーだなと思っています。
忘れかけた四季折々をもっと感じるために、日本の暦をガイドにこの一年を過ごしたいと思います。
そうすることで、根本から自分が変われるのではないかという気がするのです。
一年後が、楽しみです。
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