日本の暦をガイドにこの一年を過ごしたら、私は季節の変化にもっと敏感になれるだろう。

2019年2月1日

2月の和名は、如月(きさらぎ)です。

他にも、梅見月(うめみづき)、初花月(はつはなづき)、木の芽月(このめづき)、雪消月(ゆきげづき)、麗月(れいげつ)、小草月(おぐさづき)、などと呼ばれ、花が咲き、木の芽が出て、雪が消えはじめ、少しずつ春めくことの喜びが感じられます。


私の家のまわりでも、オオイヌフグリの小さな青い花を見かけるようになりました。

 

公園にある梅園のウメの花はほぼ満開なのに、梅畑のウメはまだ硬い蕾です。

昔は、花見と言えば、ウメの花だったそうです。でも2月の花見は、ちょっと寒そうですね。

季節というのは、あわただしい日々のなかで、何となく訪れ、過ぎていきます。

テレビの花粉予報やバレンタイン、GWが終わると雨模様になり、梅雨が訪れ、アジサイの花が咲き、台風、真夏日、残暑、スーパームーン・・

 


今どきの季節感は、自分で感じ、演出するものではなく、外から入ってくる情報のなかにある気がします。


一年を24の季節に分けた24節季や、5日ごとに分けた七十二候を見ていると、昔の生活は彩があっていいなぁと思います。

でも、誰かが自分のために、季節ごとの料理やしつらえをしてくれるならありがたいですが、自分でやるとなると躊躇しているうちに、時は移ろってしまいます。

生活を楽しむはずの時間が、FbSNSの更新に使われていると感じるのは、私だけでしょうか。

私は、日本に生まれただけでもラッキーだなと思っています。


忘れかけた四季折々をもっと感じるために、日本の暦をガイドにこの一年を過ごしたいと思います。
そうすることで、根本から自分が変われるのではないかという気がするのです。


一年後が、楽しみです。