あなたの小学校の校庭にあったのは、どんな木ですか。

2017年3月27日

こんにちは、ゆるまじです。

 

私が通った校庭の片隅に、盛り土をして小山になったところに

大きな木が一本立っていました。

その木は15~20㎜くらいの黒い実を落とします。

小学校に入ったばかりのころ、休み時間になるとその実をたくさん拾いました。

運動会のときふと目に入ると、大きな木が応援しているようでした。

 

秋になると黄色に染まり、やがてたくさんの葉が降り積もります。

 

ムクロジは漢字で書くと無患子だそうです。

子供が患わないように、そういう願いを込めて植えられたのでしょう。

 

ムクロジの実にはサポニンという洗剤成分が含まれているので、

昔は石鹸として汚れ落としやシャンプーとして使われていたそうです。

 

幼稚園、小学校とずっと私たちを見守るように立っていた大きな木。

まるで懐かしい人のように思い出されます。

大きな木のそばにいる安心感はこの木が教えてくれました。

 

たくさんの卒業生のうち何人がこの木のことを覚えているかなぁ。

子育てもひと段落して、自分の時間を持てるようになったとき、

校庭の片隅に大きな木があったことをふと思い出すのかもしれません。